日本の終わりにて、何を思うか。 [思考・志向・試行]

私はいま、崩壊中の日本を目撃している。
むろん、そんなことは私は望んでいなかった。
だが、それは起こってしまった。もう後には引けない。

最後の轍を踏んだのは、やはり安倍だろう。
2012年の事だ。私はこの時、いやな予感がしていた。
そして、2015年頃に大いに疑問を持つに至る。

それが当時のブログに現れている。
https://d-blue.blog.ss-blog.jp/2015-06-24

https://d-blue.blog.ss-blog.jp/2015-07-06

https://d-blue.blog.ss-blog.jp/2015-08-26

そして、私は一つの結論を下した。2015年の9月である。
簡単に言えば、アベノミクスはクソってことである。(失礼ながら、これがもっとも
敬意を含んだ表現であり、もっと罵詈雑言を浴びせた方がいいとは思う)
https://d-blue.blog.ss-blog.jp/2015-09-04


そして引き続いて生じた安保法制の強行決議。
その際には、戦争について論じている。
https://d-blue.blog.ss-blog.jp/2015-09-18


ここが最後の曲がり角だったのだと思う。
すでに、現在の方向性はわかりきっていたし、やっぱりその方向に進んでしまった。

もし私が自分の推察を利用して儲けようとしたならば、
株を買い、自民党がばらまく企業への金をうまく利用することを考えただろう。
むろん、そんなことして儲けたいなどとは思わない。が、それをまさにやって儲けているのが
電通であり、大手企業であり、経団連の連中である。加えて巷の株ディーラーたちなども
含まれるだろうか。当然ながら今後は、絞る取るものがなくなるわけで、
彼らの命も短くなった。とはいえ、あと20年ほどはもつのかもしれない。

その頃には、消費者が干からびている事だろう。なにしろ、現在の政策は、
需要を減らして、供給を増やすというものなのだ。買い手がいないのが問題なのに、
買い手をへらすことに全力を注ぐ。つまり税金や保険の額をどんどん増やし続ける。
そうして、消費者を減らしておいてから、企業側に供給をさせようとする。
バカバカしくて、もう本当にバカバカしくて、愚かとか、そんなことで形容できない。

それを実行したのが安倍である。もちろん、下地を作ったのは橋本内閣あたりが決めて
だったのだが。

さて、振り返っても仕方がないが、結局、2015年から8年間の間で、何も変わらなかった。
そして今、膨れ上がった国債を日銀が財政ファイナスを日々し続けている。
それは要するに、日本円が紙くずになるという意味である。
現状を続ければ、それは確実に訪れる。それは原理なのだから、揺るがない。

お金は刷れば、価値が下がるという事実なのだ。MMTの駄目な所ここである。
価値が下がるなら、金が増えても意味がない。

結局、安倍が最後のひと押しをして、日本の資産を海外に横流しし、
彼らの仲間である経済界の連中に仕事作りをして、税金を流している。
こうやって、大企業の延命さえすれば良いとでも思っているのだろうが、
それと並行して、社会の基盤となる大多数の庶民の生活は切り詰められ、
そして消失していっているのである。

彼らはそれを移民で埋め合わせれば良いと思っているらしいが、
果たして、日本がアメリカ人のように振る舞えるだろうか? バカも休み休み言え。

トドのつまり、日本はこのまま崩壊に向かうだけという事である。
これが結論であって、それ以外のルートはない。

あとは、どういう種類の酷さを選ぶかという事だ。

一部の人間どもは、戦争をしたがっている。
それは儲かるからだろうが、とてつもなくグロテスクな人々である。
そもそも、兵器をつくって嬉しがっている人々などろくでもないのだ。

三菱重工を始めとする軍事産業体は、いよいよ大手を振って兵器を作るらしい。
それによって仕事を確保し、企業体を守りたいのだろうが、その結果、国が潰れても
全く構わないというのが彼らの態度だろう。腐れ外道ども。(すみません、心の声が
漏れてしまっています。)

結局、既存の体制下にいる連中が考えるのは、自分たちの生活の保持であり、
そのための仕事である。自分が生きるためなら、他人などどうでも良いという事。
現代の教育は、そういう意思決定をするという人間しか生み出さないわけだ。

むろん、反対の人々もいる。それもそんなに少なくない。
だが、その声はいつもかき消えている。

先の戦争でもそうだった。結局、戦争反対を訴えるものは迫害され、ひどい目にあった。
そしてそれを仕方がないという傍観を決め込んだ人々。いや、反動でもって、
戦争こそが、自らの正義と信じ込むことで、人生に意味を与えた人も少なくない。

今だって、現にそんな人間は腐るほどいる。
いざ、台湾事変でも生じることになれば、そして、日本の愚昧が下手な対応することで、
尖閣諸島における衝突が生じるだろう。そうして、日本を戦争へと誘うのだ。
それを望む人間がいるのだから。私が武器を手にしたら、まずはそのような連中から
ぶちのめしたいという気分になるが、そうもいくまい。

私の知る義務教育時の友人たちを思い浮かべる。
10人中8人は、戦争バンザイと叫びそうである。残念であるが、日本の民度はそんなもの。


一番ありそうな事は、誰かがうっかり、ミサイルを中国でも北朝鮮にでも打ち放す事。
もしくは満州事変と同じく、自作自演で北海道あたりにミサイルでも誤爆させる事。
そんなアホらしい事で、日本人はごく簡単に戦争に再突入するのだろう。

その際には、私はおそらく「アカ」になる他ない。非暴力・非服従を断固として維持する。
それによって生を奪われるなら、本望である。他人に手をかけるアホと一緒にされたくはない。
召集令状が来たら、逃げるのみだ。


さて、経済に戻ろう。これからの日本は、どうなるか。
2023年以降、インフレが進む。人々の暮らしはぐっと悪くなる。
その一方で、税収は増える。なにしろ、それを愚昧な庶民は望んだのだから。
(私を巻き込むなといいたいのだが、それを言っても始まらない。)

アップアップした一部の人は、犯罪を犯す。当然である。
食えないだから、いざとなれば小さく犯罪を犯すだろう。
これを抑止するために、警察の権限拡大が行われ、監視体制が増強されるだろう。
シンガポールのようにあちこちにカメラがつけられるかもしれない。

これではまるでフーコーが言ったパノプティコンのようだ。
あ、パノプティコンとは刑務所であったな。そう、日本社会はそのものが刑務所になるのである。

そんな社会に来たいという人間は稀だ。外国人は思うほど来ない。
仕方がないと日本政府は優遇政策などを行うようになりつつ、政治から遠ざけるので、
そこかしこで外国人による不当差別デモや訴訟などが増えていく事だろう。
これに反発して、ヘイトもまた増加し、過激な政治家のスラップ訴訟が頻発する。
それでいて司法はもう行政の犬となり、何も反発しない組織に成り下がる。

そうこうしている内に、いよいよ歳入が減り始める。もう取り立てる場所がないという
状態になるからだ。そして、人々は対策として、国に関わらない形の通貨を検討する
かもしれない。税金を収めなく良いようにだ。私はこれにブロックチェーンを使うべきだ
と思っているのだが。(価値減損の地域通貨としてのブロックチェーン)。

少子高齢社会が続く間、日本はどんどん尻すぼみになる。
老人が非難され、否応なく働く事になる。そうして消耗する人が増えていく。

街にはいよいよホームレスが溢れ出す。それも、20代30代も当たり前にだ。

その頃には、今の政治家たちはもう寿命というところだろう。
何にも責任もとらず、ただ「こんなふうになるとは思わなかった」などと嘯く。
ふざけるんじゃないっ!

こうなると分かっている人がいて、その批判を知らぬ存ぜぬで推し進めたのはお前らだろうが。

社会が荒れると、一部の人達は動き出す。
それは無惨になった日本社会の希望となるだろう。
20代を中心とした、新しい価値観の人々が社会を動かす事になる。
それは明治維新時の若者たちと相似形だろう。
おそらく今の子供たちの子供あたりだろうか。

はっきりいってしまえば、現状の老人たちと、中高年はもうどうにもならない。
老人たちは逃げ切って死んでしまう一方で、中高年は本当にひどい人と、運が良い人に
真っ二つに分かれるだろう。日本社会にどっぷりと浸かってぼーっとしていた人は、
国に良いように使われて捨てられている。一方で、海外とコネクションをもち、
生活のツテが広い人は、むしろ生活が改善している事だろう。

AIによって、サムライ業はかなり傾く。ホワイトカラーの多くも不要となる。
大卒で新入社員になるという雇用形態は、あと30年で崩れ去るだろう。
その頃には、得意なもので勝負するという時代なのだから。誰もが出来るようなことは
AIが肩代わりするはずで、それにはもう付加価値がつかないのだ。


まあ、未来予測はこの辺にして、差し迫った自体を最後に考えてみたい。

それはまず日本円のことだ。太平洋戦争時には、どうしたか。戦争のために国債を
発行した事により国は崩壊しかかったわけだが、その時国は、預金封鎖と新円の
切り替えを行ったのである。

これと同じことをこの21世紀にやろうとするならば、個人の資産を把握し、
口座をおさえ、いざという時に閉鎖する。次に、タンス預金を使えなくするように
旧札や硬貨は無効というお触れをだす。するとそれらは一旦、預金する他ない。
そうして、資産を取り上げられるのである。

今、日本政府の最悪のシナリオには、預金封鎖による資産没収と新円切替があるはずだ。
デフォルトするくらいならと財務省は、それをやるのではないか。

そのための準備として、個人資産の把握である。それをやるには、
マイナンバーカードを作らせることだ。これをやっておいて、
いずれは口座番号も紐づけることを義務化するのである。
その時の言い訳はつねに「別に悪いことをしているわけじゃないなら、
どうして紐づけに反対するのだ?」である。そして「年金給付等には、
それが必須なのだ。」である。嘘つきめ。

とにかく、やるかやらぬかは脇において、出来る準備をするというのが国だろう。
そして、実際問題出来るのである。マイナンバーカードを義務化することで。

次に戦争だ。いざ中国と紛争ということになったら、アメリカは
アフガニスタンのようにやってくるだろうか? いや来ない。アメリカは
日本は自分でなんとかしろというだろう。そしてむしろ、アメリカはこうささやく。
「勝ちたいなら、我々の武器を買え。買えないならば、金も貸してやる。どうだ?」と。

愚かしい日本の官僚と、世襲議員ばかりの愚昧な政治家たちは、これにすぐさま
飛びついて、膨大な借金を作り出すことだろう。死ぬよりマシだと言わんばかりに。
だが、それは死ぬ方がマシという自体なのである。

未来、すくなくとも100年というような単位での借金返済を義務付けられるのだ。
それは、日本社会全体が刑期に服すようなものではないか。第三国とまるで同じ立場になる。
日本の子どもたちは生まれた瞬間から、外国のドレイとなるのである。
もちろん本人たちはドレイだと思わないし、思うことすら出来ないのだが。

兵隊になりたい人間はいない。だから、国は徴兵制を作り出す。
もしくはマイナンバーカードと同じく、経済的徴兵をするだろう。
要は、義務じゃないよという言い訳の元に、義務を課すのである。

それにしても、日本の体制側の人間って本当にクソだなと思う。
(まだ、やってないって? だが、その状態になったら絶対にやるだろう。)

それでいて、「軍事大国日本、バンザイ」な人々もまた多く増えるだろう。
それは敗戦という過去を贖えるのではないかという機運でもあろう。
戦争に勝者などいないのに、そんな妄想にふけって、狂っていく大人は数しれない。

日本は経済大国から転げ落ちていく。
それにともない、地方都市から廃墟化が進む。
それはもう目に見えて、空き家だらけになる。
歩いているのは老人と外国人だけ。

収入はインバウンドでなんとか食いつなぎ、
生活状態はまさに戦後まもない頃程度まで落ち込む。
とにかく明るい材料などない。

メディアは相変わらず大本営発表を繰り返すのみ。
そして、そのようなメディアに乗せられて、自分たちは大丈夫とか
平気で洗脳されるような社会になっている。

そんな落ちぶれた未来が、もっとも確実な予測される日本というのが寂しいが、
それが世の流れなら仕方があるまい。

私がつねづね批判してきたが、政治は上記のような方向にしか進まない。
マシな方を選べば良いと私は思うのだが、全然マシではないものばかり選ぶのが
日本の政治リテラシーなのである。


最後に、私はこうなれと言っているわけでもなければ、望んでいるわけでもない。
むしろ、そうならないように8年間、記事を書いてきたし、調べてきた。
だが、そうなるようにしか物事が進まない事を8年観続けてきたのである。
いやもっと長く日本を観てきたのである。

はてさて、これが予言の書にならなければ良いのだが。
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