銀行の問題 [思考・志向・試行]

現時点で、アメリカの3行が経営破綻をした。
この余波が日本にないわけがない。

アホノミクスによって、日本は年金を投資に回した。いや、株価の価格維持と
富裕層への金のばらまきとした。そして、いまやそのケツをまくらねばならない事態に
なったようだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5cf8dd8faf9770ee11083bdfca2be854351f1dc5

この記事によれば、「たかだか」550億円の融資を破綻銀行にしていたとのこと。
これは日本人がまるまる損をしたという事だ。これだけの金があれば、
子ども食堂など不要な程度には支援できるのにだ。

この責任を誰がとるのか。誰も取らない。それが日本である。
日本という国の一番、小汚いところが、こういう部分である。

残念だが、こんなものは序の口だろう。
アホノミクスは、文字通りアホなので、これからあらゆる金融部門で問題を起こす。
とりわけ大きいのが日銀の身のふりだろう。

一体、これだけの国債をどうやって維持しようというのか。
はっきりいって、めまいがする。

ご老人たちは、自分の人生の内には問題がないと、全く無責任に事を行った。
この煽りをもっとも食うのは、今40代以下の人間たちであり、
まだ生まれてこない未来に日本人である。

これからの日本人は、おそらく100年がかりで、借金を返済するという労務に
つかねばならない。そういう規模の経済的衰退が待っている。

これに耐えかねる人々はおそらく「戦争」という言葉を持ち出すだろう。
橋本内閣いらい、自民党政治が最悪だったのだが、それを棚上げして、
問題を他国になすりつけ、戦争に持ち込み、うやむやにしようという事になるだろう。

少なくともこれが一つのシナリオだ。サイテーだが、実に信憑性がある。

戦争?と首をかしげた人もいるだろうが、そういう人は太平洋戦争前に
何があったのかを調べるべきだろう。

いや、もっといえば、あらゆる戦争が起こる前兆を知るべきだろう。
そこにあるのは、ほとんどすべてが経済的困苦である。

金持ち喧嘩せずとはよく言ったものだ。
いや、金持ちこそが、戦争を引き起こしているのだが。

とかく、アメリカでの銀行破綻からどう余波が出てくるのか。
我々は歴史の証人となる事だろう。

かつての戦争をばかげた行為だと思う人も多いかもしれない。
だが、その馬鹿げた行為に対して、反対していた人は少なくない。
というより、常に国家が行う戦争という行為に対して、反対の声をあげる人達がいる。

だが、そのまともな声は、封殺されてしまうのが常なのだ。
私は知っている。人々は欲の前において、残虐行為をやめないのだと。

歴史から言えば、元凶はつねに国である。
国という考えこそが、大いなる元凶である。

我々は国という単位によって行われる行為を常に不信感をもって接する必要がある。
国への忠誠という概念自体が、そもそも洗脳の結果に過ぎないのだ。

もしあなたが、日本人としての誇りとか、日本人としての性格などと思うことがあるならば、
それは全く洗脳済みという事を意味する。人間はそもそもそんな動物ではない。

人間は、社会という妄想を生きる。その妄想を人為的に与えているのが国家である。
簡単にいえば、あなたが日本人という事柄にとらわれているならば、それは国家に
よる洗脳操作がバッチリと決まっているという事なのだ。愚かしいことよ。

ともあれ、こうやってブログを書いていられる間はまだマシだろう。
万が一にも、自民党カルト集団が目論む、改憲が進めば、このような批判を
載せておくこと自体がアウトになる。これは冗談ではない。

政治などどうでもよいと過ごすあなた。
あなたは、家畜である。国家の畜生になっている。いうなれば、
「国畜」である。これは侮辱ではない。事実である。

もし私と同じように問題意識を持っているならば、
国が行おうという不当な行為に抵抗する他無い。

国という権力に逆らうというと、多くの人は悪いことと考えるかもしれない。

私にとっては、無知蒙昧に国という体制に従うことこそ、悪である。
組織の目的とは、その目的は組織の存続であって、その構成員の幸福ではないからだ。

その部分にきちんとフォーカスして、人生を過ごす必要がある。

我々庶民は、国という制度を利用する事が必要なのだ。
国に利用されてはならない。



未来予測をしておこう。
少なくとも、インフレが継続する。その事は経済をどんどん冷やしていくだろう。
この最大の問題点は、食えなくなる事である。

金がなければ、食い物を調達できない仕組み。これを資本主義は是としてきた。
そして、いまや国民の9割近くが金で食を買う人達なのだ。
こういった中で、物価が高騰すると、いよいよ食を調達できなくなってくる。

その結果どうなるか。以前も指摘したが、軽犯罪が増えるのだ。
一部は、金を得ようと強盗することになる。とりわけ借金を抱えている人間は、
取り返そうとして、ヤバいこともやるだろう。この一端が「オレオレ詐欺」だ。

小さい話としては、老人の万引きの増加。もしくは小さな盗みだろう。
地方なら、農作物が盗まれるなどが起こる事になる。

飢えた人間ほど怖いものはない。それが外側へ向けば、誰かしらが犠牲になる。
それが内側へ向けば、自殺等の行為が増える事だろう。

事態はいざ起こり始めれば、あっというまに拡大する。

政府がやるのは、これを弾圧することだ。
そのために警察が招集され、もっとひどくなれば、自衛隊が使われるだろう。

政府支援を求めるデモがそこかしこで起こっても不思議はない。
それを政府が封殺する。そのために武力が使われる。まったく北朝鮮状態だ。

私には、現状日本の行く末は明らかにこのような悪化した社会だと確信している。
そして、それを防ごうという良心ある人たちこそが、攻撃の対象とされるだろう。
恐ろしい全体主義がここからスタートするのだ。

これは常に人類が繰り返してきたこと。何も目新しいことなど無い。
そして、いざことが起これば、誰にも止められず、最後まで行き着くのである。

ほぼ絶望でしかない。それがこれから起こるという事。それをここに予言しておく。

当然ながら、そんなふうにならない方が良いに決まっている。
当たり前だろう。

だが、そういうふうに社会的状況を作り変えている自民党与党とそれを支える体制側が
これだけ蔓延っている現状から、どう市民的観点から社会を再構築できるというのか。

与党政治家たちのマインドは実にくだらない妄想に取り憑かれている。
私にはカルトにしか見えないが、彼らは自分たちを「被害者」だと認識しているのだ。
そのような人たちに何をいっても、すべて「被害者」として反応する。

自分たちがいかに不誠実なのかを隠蔽するために、自分たちが如何に「攻撃され」
「排斥されている」かをアピールする。それをそのまま報道するメディアと、
それに乗っかる一部の人々。

こんなどうしょうもない人々が社会を動かしていて、どうして、まともな社会になろうか。
そして、そんな連中に政治を任せてしまう多くの国民がどうしてまっとうな社会の構成員
になろうものか。

彼らの考えなど変えられない。結末は滅びと分かっているのだが。


今の老人たちが死ぬ頃に、始めて希望が見え始める。
だから、未来を見つめる多くの人たちは、「生きろ」とメッセージを送る。
他にできることがないのだ。

結局のところ、痛い目に合わなければ、行動を変えない。変えられない。
それが人間という動物の性なのである。

痛い目にあってもなお、自分の事でなければ、関係ないとしてしまう程度の知性の
動物なのである。


なに、今日明日に社会が滅ぶわけも、戦争が起こるわけでもない。
だが、残念ながら日本という体制は、そちらに向かって突き進んでいるという事実には変わりない。

あとはどんな形でそれがやってくるか。その時、どんな形でケリをつけるのか。
それが問題なのだ。




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