メディアのウソー報道内容偏向ー [雑学]

メディアは嘘をつく。それはメディアの内容も時に捏造があるけれど、
それ以上のウソは、重要な事を報道しないという嘘である。

少し考えれば、何が重要かはわかるだろう。
特にニュースは国民にとって知る方が良いと思うものを流すもの。
例えば、巷では、「戦争法案」への反対デモが行われている。
だが、それを取り上げるメディアは少数だ。

そして内閣支持率のウソ。
実際には、支持率はもっと低いはずだ。そもそも60%も行かない投票者数で
あがった政権の支持率が4割もあるはずがない。もっともっと低くなければ話が合わない。
http://blogos.com/article/101478/

それから、株価のウソ。
株価がなぜ上昇しているか。それは日銀が積極的に緩和政策をおこなっているからだ。
つまり、株を買っているのである。だから、投資家は株が下がりにくい事を前提に
投資を行う。安倍政権になってから、株価があがったのは日銀が株を買っているからだし、
不動産投資もしているからだ。それから長期国債も買い上げている。つまり、金を生み出し、
市中の銀行に配っているのだ。だが、それで生み出された金はどこへ行くのか?

行き場所のない金はお荷物である。そこで投資先を見つけようと銀行は動く。
その金でまた国債を買っている。なぜなら、国債には利子があり、0.1%の金利があるのだ。
だから、下手な投資先に融資するより、国債を買う方が儲かるのである。国と銀行間で、
国債を行ったり来たりして、金を儲けているのが今の銀行である。

そうやって国債を買うにしても限界がある。すると、だぶついた金はどこかへと流れ出す。
かつてはチューリップに流れ、土地にながれ、住宅ローンにながれた。そしてそれは
バブルとなって、多くの人々を儲けさせた。その結果が現在の不況だ。それを安倍政権は
再度繰り返そうとしている。絶望だろう。余った金の投資先を銀行はどこに定めるだろうか?

今後はひとまずゼネコン辺りだろう。なぜなら東京オリンピックがある。東京の土地は
値上がってゆく。既にマンションではいくばくかの値上がりがある。これが持続すれば
バブルの始まりとなる。もちろん、市場は冷え切っている。そこに火をつけようと躍起なのが
安倍政権だ。そのような金の回し方のどこが成長なのか。ただのバブルではないかと思う。

一つの考え方として、経済成長とはとどのつまりバブルであるというものだ。
人生において成長期は一度しかないのと同様に、ある社会システムの発展時に訪れる
成長期は特定の周期にでしか現れない。戦争して、経済の退廃を招き、そこから必要物資を
得るために、金が投資される。するとバブルが始まる。好景気だ。生産財が次から次にあらゆる
分野で売れる。だから、それを見越して投資が起こる。金は信用創造でどんどん増える。増えた
金の行き場はどこか?そう、バブルである。経済成長はブレーキがない限りにおいて、というか
ブレーキなどはありはしないが、かならずバブルを迎える。そして、バブルは不良債権の出現
と共に崩壊する。それは定められた歴史の必然である。その必然の流れが10~20年スパンで
現れるために、人はバカだから、忘れたころに繰り返してしまうのである。

そのバカにあたるのが現代の安倍政権である。

断っておくが何も政権批判をしたいわけではない。彼らにも言い分があるだろう。
どんな拙い政権にも大義名分は存在する。経済をよくしたいと願うのは当たり前の事だ。
問題はその手法である。GDPを増大させる以外に方法が思いつかなかったというのが
現代の経済学の限界なのだろう。それか、結局成功してきた方法しか採用できなかった
チキンな野郎たちの言い訳か。どちらにしても、よく知った方法で、それも結局うまく
いかない方法でも、やらないよりはましだと言わんばかりに金を銀行へ流し込んでいる
のが現代である。
https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/seisaku/b27.htm/

金の原理から言えば、バブルは必然である。少なくとも兌換紙幣を止め、信用創造を
市中に任せている限りにおいて、バブルは発生する。その仕組みがあるにもかかわらず、
それを繰り返す。それは歴史に何も学ばない愚かな行為であると言わざるを得ない。

資本主義は借金で出来ている。信用創造なんて言い方ではなく借金創造とでも
言い換えるべきだろう。誰かが借金をすると銀行で預金が生み出される。それが
金だ。フローとして用いられるマネーはそのように預金という形で現れる。
借金だから、返さなければならない。返す時は利子を付けて返す。愚かである。
現代の利子を全て返そうとすると、必ず誰かが破たんする。当たり前のことだ。
現代の金を用いる事そのことが、誰かを不幸にする。そうやって金が回っている。

どうして破綻するか?それは利子を払うからだ。利子に相当する分の金は世界にない。
ない金をどうして払えるのか?そのごく当たり前を誰も批判しない。つまり、そもそも
利子をとって金を貸すというビジネスは、その根幹が「悪」なのである。
全ての銀行マンはこれを知ったうえで、ビジネスをしている。その意味で非道に足を
突っ込んでいると言わざるを得ない。もちろん、その責任を問う事は出来ない。
だが、人道上、やり方を変えてゆく必要があると思うのは、私だけだろうか。

毎年、経済苦で自殺する人たちがいる。彼らも一文無しになるのであれば、
問題は無いだろう。そうではなくて、借金が残るから問題なのだ。借金があるものは、
その返済能力を超えた借金をした瞬間に命を削ることになる。もちろん、貸す側に
審査がある。返せると見込まれて金を貸すし、借りるわけだ。だが、現実は必ずという
確率で返せなくなる。それはマクロにみれば必然的である。なぜなら、利子の分は、
世界のどこにも金がないからだ。ここにこの仕組みの根源的な悪が存在する。

おっと、だいぶ話がそれた。つまり、言いたいことは、資本主義という名のバブル発生
システムの上に我々は生きているということであり、借金は100%返せないということ
である。どうして経済学者はこれを問題にしないのか、一社会人として不思議に思う。

さて、メディアは雲行きが怪しくなると、すぐに別の報道を始める。
くだらない芸能人が妊娠しただの、誰が浮気しただの、薬をやってただのと。
そんなことはどうでもよい。報道すべきは我々にとって最重要な事からだ。
少年犯罪の話や交通事故などもある意味でどうでもよい。我々が知るべきは、
現代の経済システムと政治であろう。税金の問題や地域の問題であろう。
そういった事柄から、人々を切り離し、スポンサーの商品を売りつけようとする
のがメディアとなってしまっている。あ、そうか、もともとメディアとはそんな
ものだったのか。

こうなるとネットの威力とは大きい。昨今においてテレビの視聴率が下がったと
言われるが、それはリアルタイムの視聴が低いだけで、ある程度はみんな見ている。
その上で、無益なものは見なくなりつつあるだけだ。それよりも他のメディアに
触れる方が嬉しいということなのだろう。

メディアで報じられる内容は常に注意せねばならない。現代における基礎メディア
リテラシーは、テレビでこう報じていたというのは、Wikiにこう書いてあったという
事とさほど変わらない。むしろ、テレビの方が質が低くなりつつある。なぜなら、
言動にそもそも規制があるからだ。出演者や局はスポンサーに不利な事は言わないし、
言えない。そして、政局に関しても、出来ることならトラブルを避けたい。その結果
そこに批判性が混ざる事はまれとなる。局が言いたいことがあると、専門家を呼んできて
代わりにいってもらうのだ。もちろん、主旨に合うものだけを。

世間は、惰性でそれをみて納得する。メディアが誰かを悪と言えば、
世間でも悪となってしまう。その危うさを知りつつも、メディアはそれ続けている。
その意味で、メディアも銀行と同じである。メディア自体が権力である。そのことに
やや無自覚に見えるのは、なぜか?そういう事を国民は直視して監視しなければならぬ。

メディアはウソを報じる。それを鵜呑みにしてはならない。喧伝される事の多くは
ウソだ。正確にはウソに近い本当を流している。同じ事柄でも捉え方は、まるで変わる。
つまり事実と誰かにとっての真実は別物である。そのようにメディアを捉える必要がある。

テレビをまともに見なくなってから、半年以上が経つ。それでなんら困る事はなかった。
むしろ、世間に対する疑問が増えた。そしてその疑問はことごとく、既得権益や現状システムの
齟齬へとつながってゆく。つまり、メディアは世界を捻じ曲げて写している。

仕事に励むサラリーマンたち。彼らは立派に事を果たしていると自負するだろう。
事実、そうだと思う。その仕事によって世界が回っている。だが、その仕事には
ほとんど意味がないものがある。むしろ、人を不幸にしているものがある。とりわけ
金に関わる仕事は人を不幸にする作用が強すぎる。それを自覚して欲しいものだ。

アドラーは言った。人を幸せにするには3つ事をするべきだと。
一つは自分を受け入れる事。一つは良い人間関係を持つ事、
一つは、人や社会に貢献している事。

これはおそらく真理であろう。あなたが行っている仕事はこれらを満たすかどうか。
その仕事をする自分を受け入れているか?その仕事では良い人間関係を得られるか?
その仕事は社会貢献するか?誰かを不幸にするような仕事は、結局の所、あなたを
不幸にする。それが社会的な真理だ。

ローカルでみてはならない。全てはつながっていて、そのつながりを通して始めて
世界におけるあなたの仕事が見えてくる。その意味で、金貸しはめでたく全員不幸
になれるので、そのつもりでいて頂きたい。問題は現状に不備を認め、それを是正する
作業に取り掛かれるかである。それを「社会貢献」というのである。仕事だからと、
悪事の片棒を担いでおいて、言い逃れは見苦しい。

戦争産業も同様だ。人を殺すための道具を作って、自分の懐を肥やす。
そのうまみは、利益率なのだろう。国の出す軍事予算は膨大だ。そこには十分な性能の
物品が使用される。それは利益になることだろう。だが、そうやって儲けたあなたは、
不幸の始まりである。

よく世間はつらいという。違う。つらくしているのはあなたである。
自ら不幸になる仕事をしていながら、「世間というのはこんなものさ」と嘯く。
そんな風にいうのなら、職を変えろといいたい。第一次産業は常に、競争ではなく
協働で成り立つ。相手が自然であるからだ。そういう選択肢だって本当はあるのだ。

金という呪縛。全てはそこから始まる。
それが現代メディアを生む。そこに幸せを見出すのは偽りであることは既に述べた。
何を選ぶかはあなた次第である。メディアが描く、素敵な生活。そのウソに染まるも
そこから抜け出すのも、あなたの行為なのである。

最後にマイケルジャクソンの1曲を紹介しよう。マネー。
どういう歌詞かを考えてもらえたらと思う。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0