嘘つき安倍議員の処罰 [雑学]

権力が腐敗するのは明確である。
おそろしいのは、日本の法律システムでは、政府が人事に介入できる事だ。
本来人事とは、組織内で決定するべきものだろう。それを外部である内閣が
介入できるという事は、権力集中があることになってしまう。

検事総長の決定に内閣が介入したり、
最高裁判所判事の任命に内閣が関与したりする事で、三権分立が事実上、崩壊してしまう。

このことは、内閣が人格的に全うであれば何も問題はないだろう。
だが、政治力学は異常な人間を長に据えることもある。その実例が安倍晋三であった。
彼は担がれた神輿に乗っただけの政治家であるが、それでも主体性がないわけではない。
ただ唯一の主体性は「嘘つき」という事だ。

桜を見る会の不正会計疑惑において、安倍晋三議員の秘書が起訴される予定だ。
政治家がパーティーを開くのはなぜか? そのあたりから問題を考えるべきことだが、
それは脇において、ここでは嘘つきを問題にしたい。

国会において桜の会が追求されたのは、要するに安倍晋三の後援会が金を払って
有権者にサービスをしたという点だ。これは公職選挙法に違反する行為であり、犯罪である。
票の買収は禁じられているからだ。しかし、こんなことは公然の秘密であって、多かれ
少なかれ政治家は小汚いことをしているだろう。

問題は国会という場において、嘘の答弁を繰り返したことである。
安倍の後援会側がホテル側に支払いをしていたことが明らかになった今、
安倍晋三議員が国会で繰り返していた「関与はない」とか「参加者が契約者」だとか、
すべてが嘘、嘘、嘘のオンパレードという事だ。数えた人がいうには30回ほど
嘘を証言している。

嘘がまかり通るなら、警察はいらねえ。

子供でも知っているような事ではないか。
ところが、その嘘つきが事もあろうか、日本という国の総理大臣であった事は
実にけしからん。

あれだけ、そしらぬ顔で嘘がつけるのが首相である。
彼らを与党に選んだ日本の民度もたかがしれているというものである。
そして、安倍を総理に利用した国会議員たちのレベルの酷さがわかろう。

こんなどうしょうもない人達が議員をやっている国がまともな政策を
打てるとは到底思えない。結局、二世・三世議員はつかえないのである。

民主主義を礼賛する人間は多い。だが、その実態はなんだ?
大うそつきが首相をする、そういうものを民主主義というらしい。
国会議員たちは自分たちに都合の良いように制度をつくり、
その制度の上で、自らは特権を得ているのであると勘違いをしている。

また、多くの日本人もまた、国というものに幻想を抱いている。
政治家なんて、ただのオヤジ集団である。その彼らは別段偉いわけでもない。
また賢いわけでもない。ただ利害に敏いだけなのだ。

ところが、一般国民の一部は、国会議員というと何か偉いものにでも
あったかのように、ましてや総理大臣といえば何か統治者だとでも勘違いを
する。実をいえば、彼らは我々が選んだ代理人、つまり国民の下僕である。
議員は下僕なのだから、国民のいう要求に答える義務がある。

国民が真実を教えろといえば、真実をいう責務がある。

だが、いまだに頭の中が江戸時代の日本人が多く、
封建主義的な発想でいきているがため、お上を責めることを異常なまでに警戒する。
この国はものすごい歪なアイデンティティしか持てないのだろう。
西洋から持ち込まれた諸制度は、ただのハリボテであって、日本人は
未だに封建社会に住んでいる。その矛盾を解消することもなく、ずっと今に至っている。

選挙で選んだおっさんを、統治者として崇めるようなくだらない行為に
5000円はらって参加することが嬉しいらしい。
おそらく政治家にすり寄ることで、利を得ることを考えるからなのだろう。
使う方も使われる方も同じ穴のムジナである。

ともかくも、ここにきて検察は動いた。
この事実が実に危ない事である。

安倍内閣が存続時にも、同じように秘書に聴取をすることはできたであろうし、
それによって今、明らかになっているように900万円の補填などはすぐに認定できた
であろう。それを、ホテルは領収関係を提示せず、後援会は知らぬの一点張り。
そんな主張を許してきた国会、検察。そしてメディア。さらには国民たち。

嘘つきに加担して、何を得ようとしていたのか?

検察ですら、在任中の操作を控えていた。その事実から何がわかるのか?
簡単に言えば、権力者の犯罪は隠蔽されるという事である。
そして検察はそれに対抗する手段がないという事である。というか、ただの
腰砕けた情けない集団が検察というだけかもしれないが。

結局、人々は権力におもねり、反感を買うことを避け、事大主義になる。
人間の組織は常に、絶対にそうなる。それは歴史的に明らかだ。
そして、そうなった組織は必ず潰れていく。

我々が認識すべきは、今の認識されている日本という国が崩れていくという事実だ。
どんなに高尚な理念も実行されないのであれば、それは絵に描いた餅である。

では、安倍晋三はどうなるか。
本来であれば、公職選挙法違反で罪に問われ、逮捕起訴であろう。
だが、絶対にそうはならない。代わりに秘書が罪罰を受けるだけかもしれない。
そして本人は自民党議員としてのうのうとしていることだろう。

あれだけの嘘をついても、なんのお咎めもない。
それが法治国家日本の限界である。

逆に言えば、日本では嘘つきが利を得る。嘘を称賛する。そういう歪んだ国である。

私はこの手の問題に実に怒っている。激しい怒りを感じる。
嘘をついたものが、なんの罪悪感もなく、メディアに顔をだし、
咎めを受けないのであれば、一体なんのための法律なのだ。

国の首相が嘘つきでいいならば、国民も嘘つきで良いとなる。
完全に道徳の崩壊である。

その道徳崩壊を率先していやっている政府が、学校教育において
道徳を「教科」にした。一体何を教えようというのか? 嘘つきは悪くないと
教えるつもりなのか?

いじめをしても、「ぼくはやってません」という生徒が出てきたとき、
一体、安倍晋三はどう答えるのだろう? それでいいんだよとでもいうつもりか。
人間としてやはり異常である。

政治家が人格者であることを求めてはいけないだろう。ときに必要な嘘もあるだろう。
だが、自らの罪を隠蔽する嘘はアウトである。

果たして、安倍晋三はどう処罰されるのか。

https://twitter.com/emorikousuke/status/1337337831727853569?s=20
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D-Blue

どうやら予言通りに、不起訴処分になりそうだ。
こうやって、政治家をかばうなら、もしくは検察が突っ込めないなら、
法の存在は一体何を根拠にするつもりなのだろう?

この国は法治国家ではない。それだけは断言できる。
ならば、我々国民がおめおめと法律に従う理由もなくなる。
そういう動機を与えるのが、この日本の首相たる人間の
法破り行為である。

結局、法律は無力なのだとつくづく感じる。
法律家や検察、弁護士、裁判官らは、これで良いのか猛省して
ほしいものだ。あんたら、自分たちが信じるべきものが蹂躙されて
何も意見も出さないなんて、どういうことなのかと問いたい。

秘書が勝手にやりました。自分は知りません。
そんな言い訳が通じると思ってるのか? 100回もウソをついて
おいて、何も咎められない法とはなんなのだ?

仮に1万歩譲って、本当に知らなかったとして、
調べる時間はいくらでもあったし、秘書に問うことだって
いくらでも出来た。

意図して隠蔽したに決まっているではないか。

嘘つきが首相をやっていたという事実に日本人はもっと
怒らないといけないと思う。
by D-Blue (2020-12-25 16:52) 

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