プリウス事故ー原因考察ー [その他]
まずは、今回池袋で犠牲になってしまった方々のご冥福をお祈り致します。
この手の話はあまり興味が無いのだけれど、事故現場付近を知っていたので、
少し興味が湧いた。
https://www.shogogor.com/gennnnba/3765/
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20190420-00123047/
https://bluesea0925.com/accident/7365/
状況は上記のサイトなどを参照すればだいたい理解できるだろう。
ポイントは、
1.高齢者ドライバーの技能低下問題
2.プリウス固有の問題
3.車の技術問題
4.運転手問題(報道後の追記)
この辺りだろうか。
1.高齢者ドライバーの技能問題
高齢者になれば判断力が低下するのは仕方がない。つまり事故の確率は当然高まるといえる。
操作ミスもあれば、判断ミスもある。また運転ミスも出てくるだろう。まずは、これらが
起こるのは人ならば当たり前だと仮定するところからだ。
人のせいにする人は、いざという時にあなたも言い訳不能となる事を忘れている。
ヒューマンエラーは「どうしてそんな事したんだ!」ではなく、「それはあり得ることだ」
で考えるべきことだ。車なら一番の危険性は、不用意にアクセルを開けてしまう事である。
そんなの小学生でも分かることだ。ならば、例えばうっかりアクセルを開けてしまった時、
どうすれば事故を最小限に抑えられるか、それを車会社は考えないきゃいけないのだ。
一方で、人間の能力低下は間違えなくある。だから、歳をとったら、ブレーキテストのような
ものを導入して検査するとか、免許の更新期間を短くして、認知能力を確認するなど検討した
方がいいだろう。正直、警察署の免許書き換えの視力検査などのいい加減さをみていると、
何をみているのだろう?と疑問になる。ただ”やった感”だけにみえるのは私だけじゃないだろう。
結局、ヒューマンエラーが起こりそうな場合は、乗らないに限る。そして、それを防ぐ
技術が必要になのだ。
すると問題は生活空間の問題で、車がないと生活が著しくむずかしくなる場所には住めない。
対応策は、タクシーやバスなどによる移動可能性の担保、誰かが買い物を代行するなどだろう。
これは車だけの問題じゃなくて、地域の問題である。真剣に考える時だと思う。
追記:
2の追記を書いていて思ったのだが、今回のこの報道は、高齢者から免許を剥奪したい
という意図も伺える。個人的にはちゃんと運転できるドライバーなら何歳でも構わない
と思う。だから、高齢だから運転はだめというのはおかしな話であると付け加えておく。
むしろ、暴走したり煽ったりするドライバーなど、明らかに運転に不向きな人からは、
年齢に関係なく免許を剥奪すべきだと思う。そっちの方が問題かもしれない。
2.プリウス固有問題
上記のサイトにもあるように、プリウスのシフトレバーはいささかイレギュラーだ。
このようなインターフェースが時に問題を起こすことは容易に想像できる。これは
トヨタのミスである。慣れろというのは簡単だが、他車と違う事は紛れもないこと。
うっかりミスをさせる仕組みのまま放置しているなら、それは製造者の問題である。
次にハイブリッド車固有の問題だ。シフトバイワイヤでは、アクセルやブレーキが
電子制御されている。アクセルがそのままエンジンに影響を与えるのではなく、アクセル
開度を信号に変更し、その信号をエンジンやモーターに送って動かすわけだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/13557570/
https://www.tdk.co.jp/techmag/salon/car/car050926a.htm (参照)
当然ながら、この部分は今回の事故原因になりえる。
このシステムの異常が起これば、アクセル開度の信号が誤動作をしても不思議はない。
アクセルを足の力で押してないのに、アクセルが押しっぱなしになるという誤動作が
起こり得る。この構造がどうなっているかは、プリウスの仕組みを実際に知らないと
分からない。しかし原理上、運転手の挙動と車が切り離されている事は、その間の
不具合は確実に起こる事だ。問題はその程度である。
追記:
たとえばこれだ。
https://response.jp/article/2010/03/16/137725.html
この乗車していたジェームス・サイクス氏がウソをついていないのであれば、
明らかになんらかのバイワイヤトラブルが考えられる。
また不具合一覧がある。
http://carinf.mlit.go.jp/jidosha/carinf/opn/search.html?selCarTp=1&lstCarNo=960&txtFrDat=1000/01/01&txtToDat=9999/12/31&txtNamNm=プリウス&txtMdlNm=&txtEgmNm=&chkDevCd=7&page=3
これらをうちいくつかは明らかにメカニカルな問題やヒューマンエラーではなく、
車が暴走している可能性が伺える。車側の問題も間違えなくあるといえる。
トヨタはこれらをただの不具合や、ヒューマンエラーというのかもしれないが、
今回のような出来事が他の場面で起こったら、今回の事故のようなことは十分に
あり得る。
どうやら人為的なご操作のみならず、明らかな不具合がある。それがプリウスであり、
おそらく車の技術的問題なのだ。もちろん、殆の状況ではこんな不具合はないはずだ。
特定の動作、特定の場合に起こるのではないかと思われる。
追記2:
上記のサイトで、どの型が急発進系のトラブルを起こしているかを調べてみた。
2ZR-5JM、2ZR-3JM、2ZR-1NM、1NZ-3CM、1NZ-2CM という5つの型番だ。
そのうちの一つに気になる事柄として
「ハイブリッドバッテリーの充電レベルが高くなった状態での減速時、突然エンジンが
吹ける事がある。」というものがある。
5つの型番に共通した事故として、減速時の次のアクションで急発進が起こっている
事である。駐車場や停車状態からの挙動で異常が起こった。しかも、この中には、
ブレーキしか障っていないのに暴走したケースがあり、しかもログにはアクセル開度が
開いていたとあった。
滅多にない症状なのかもしれないが、プリウスはハイブリッド車であり、回生ブレーキ
を積極的に採用している。その効率化の仕組みが不具合を起こしていると推測できる。
特にバッテリーからの過剰放電などで、おかしな事が発生している可能性は否めない。
特に2ZR-3JMをご使用の方は、低速走行時に気をつけることだ。報告が一番多かった。
追記3:https://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-14/2016121401_04_0.html
この3年前の事故を見ると、型番がDAA―ZVW30とある。これが車体の型式で
エンジンの型式は2ZR-3JMである。上記のよく急発進系のトラブルを起こす車種と
同じである。いよいよ怪しい。
おそらく同じことが今回の池袋で起こったとしても不思議ではない。だとすると、
ドライバーのせいではなく、全面的にプリウスに問題がある事になる。
追記:
まだ報道が続いている。プリウス固有の問題としてtwitterにあがっていたのは、
シフト問題で、プリウスではNにいれた状態でアクセルを踏んでも動かず、そのまま
Dに入れることが可能だという事らしい。つまりアクセルががっつり開いているのに、
車がない動かない状態があって、そこに急にDに入れたら、そりゃ暴走すると。
他のメーカーでは、ブレーキを踏まないとDに入らない仕組みらしい。それは合理的
といえる。これがことの本質だとしたら、プリウスの設計上の問題+運転者の特殊な
動作によって、今回の事故が引き起こされた可能性がある。
もちろん、真実はちゃんとした検証を必要とするだろう。
3.車の技術問題
車の技術として、バイワイヤが主流となった。つまり、車が電子部品化してる事になる。
その安全性はおそらく恐ろしいほどのテストを経たもので、殆ど問題はないのだろう。
だが、モノである限りに絶対はない。例えば、熱い場所に置かれた場合の部品の精度や
バッテリーの経年劣化などで、マイコンがおかしな挙動をしないとは限らないのだ。
どんなに設計上で、きっちり制御しようとも、モノは壊れるものである。それは家電を
一つでも持っているならば分かることだろう。
ヒューマンエラーは絶対に起こる。そして、モノとしては絶対に壊れる。
では、どう対策するのか。ここが肝心なのだ。
運転操作を誤る、壊れているのに動かすなどは論外として、正常に使用していても、
なんらかのトラブルは大いにあり得るだろう。
プリウスはハイブリッド車であり、電子化が進んだ車である。技術者が想定していない
稀なケースにおいて、バイワイヤが狂い、アクセル開度が戻らないということはあり得ることだ。
今回は、EDR(レコーダー)において、アクセルが押されブレーキの挙動がなかったと
伝えられている。だが、果たして運転手本人が、それをしていなかったかどうかは、この
ログからは明らかではない。機械がそのように動いていたというのがこのログだからだ。
このログにあるような挙動を運転手がとっていたのかが問題になる。しかし、その情報はない。
本人は「アクセルが戻らなかった」と言った。
https://www.sentaku.co.jp/articles/view/17594
この記事にあるように、衝突回避システムが搭載されていても、そもそも車がその通りに
挙動しなければ無意味である。ましてや、システムがあるのに制御されていない。これは
大問題である。
また今回の池袋の事故では、運転手や同乗者が「危ない」「あー、どうしたんだろうね」
と言ってたと記事にはある。これが車の挙動がおかしくて、どうしたんだろう?という事で、
かつ、アクセルが事実戻らなかったのならば、これは車の不調を指し示す。いくら高齢だから
といって、ヒューマンエラーの原因に帰するのは無理があるのではないか。
結局、断定できることは何もない。事故原因は結局、ヒューマンエラーで片付けられるのだろう。
だが、この事件は、車の異常な挙動という可能性が拭えないのだ。絶対に起こらないとは言えない。
それが、バイワイヤシステムのメリットとデメリットなのだから。
私の類推では、他の事故も鑑みるに、プリウスなどバイワイヤシステムの車には、事故の
恐れがあるといえる。それは機械の設計上仕方がない事だ。その可能性は恐ろしく低いの
だろう。だが、車は何十万台も売られたわけだ。そしてあらゆる状況で走っている。その
中の何台かに不慮な事が起こっても不思議ではない。今回は、条件が重なった結果として、
車の異常発進が発生したのではないか。私は運転手だけに責任があるとは思えない。
よって、トヨタはこの件についてあえて、リコールなどで全車検査をすべきなのだ。
そして、安全であることを再度証明すればいい。もし、なんらかのトラブルが極稀に
発生することを隠蔽しているなどでなければ、堂々と検査すればいいのだ。
昨今では大企業が検査不正や燃費不正など、過当競争の煽りを受けて、消費者を騙す事が
続いている。よもや、トヨタがそのような会社だとは思いたくない。ならば、積極的に
情報を開示して、対策があるなら施せばいいのだ。
4.報道をみて
今回の事件では、どうやら運転手は逮捕されないらしい。事故後は入院したという事もあり、
事情聴取が難しいのかと思っていたのだが、どうやら事故後に息子に電話が出来たいたらしい
事や、この運転手は元官僚だという事が明らかになってきた。
通常、過大な事故を起こした人は、故意でも過失でも起訴されるのが通例だろう。
たとえば、群馬の高速バス事故:https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0102J_R00C12A5000000/
少なくとも今回も残念ながら死傷者が出たわけで、当然、自動車運転過失死傷で逮捕される
のが当たり前だろうと思われる。この例をみれば本人が怪我をしていても関係はない。
そして、裁判を通じて、プリウスの問題なのか本人の技量の問題なのかを明らかにして、
相応の責務を果たす事になるはずだ。
しかし、どうも逮捕されないという話になってきたらしい。それが真実なら一体、法とは
なんなのか。全ての司法に関わる人間に問いたい。人を裁く根拠は何かと。そして、そこに
例外を作る行為は、越権的行為であるはずだ。
万が一にも、逮捕されないというのであれば、法を履行する意味がなくなる。元官僚なら
逃げられるというならば、それは庶民を愚弄しているといえる。これは事故とは無関係に
議論すべき問題である。
追記 税金の無駄使いについて
:
プリウスと言う車は存在自体がおかしい所がある。国策車でもあるからだ。
エコカーといきなり言われ始めたのを覚えているだろうか。あれは、環境に良いという
宣伝の元、ハイブリッドという新しい車の形を過剰に宣伝していた。
そもそもプリウスは高い。普通の車にモーターがつき、制御回路が積まれるのだ。
そりゃ高いだろう。だから、そんなに売れるはずがない。そこで政治だ。環境に配慮
という馬鹿みたいな標語を掲げることで、トヨタは税金の抑制を確保した。現在でも
35万円ほど、コンシューマーは安く買える。(自動車取得税、自動車重量税、グリーン化
特例、そしてCEV補助金)特に欺瞞なのが、最後のCEV補助金であろう。内訳は20万
である。
CEV補助金とはクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金の略である。これは
次世代自動車振興センターによって管理されている国の補助金である。
ようは、誰かがプリウスを買うと、他のみんなから集めた金で負けてやろうという話。
20万円を使うのだ。その金はトヨタを始めEV車系の会社の利益になる。税金の横流し
と言えるだろう。その大義は、CO2の排出量削減である。だが、完全なEVでもなく、
EVだとしても、その電気は誰がどうやって作っているというのか。石油を燃やして電気
を作るのだとしたら、どこがエコだというのか。一番のエコは車をやめることだろう。
プリウスはその代表格である。見る度にうんざりする。消費者は安く買えるからいいやと
思い、かつ先進的な車にのれ、環境に優しいなら、多少高くても満足できると考える。
それが本当に目的に適うかを考えていない愚昧さが私には大いに気なるのだ。それを
確信犯でやる行政と自動車会社にも不信感が半端ない。
またプリウスは売るほどに赤字になるという噂がある。おそらく、それをペイする形に
しているのが公金の投入であり、減税なのだと思われる。
そうまでして売ろうとしている車に欠陥があるとは、口が裂けても言わないだろうことは
明らかだろう。プリウスには急発進の可能性があり得るとひとまず認識しておく必要がある。
この手の話はあまり興味が無いのだけれど、事故現場付近を知っていたので、
少し興味が湧いた。
https://www.shogogor.com/gennnnba/3765/
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20190420-00123047/
https://bluesea0925.com/accident/7365/
状況は上記のサイトなどを参照すればだいたい理解できるだろう。
ポイントは、
1.高齢者ドライバーの技能低下問題
2.プリウス固有の問題
3.車の技術問題
4.運転手問題(報道後の追記)
この辺りだろうか。
1.高齢者ドライバーの技能問題
高齢者になれば判断力が低下するのは仕方がない。つまり事故の確率は当然高まるといえる。
操作ミスもあれば、判断ミスもある。また運転ミスも出てくるだろう。まずは、これらが
起こるのは人ならば当たり前だと仮定するところからだ。
人のせいにする人は、いざという時にあなたも言い訳不能となる事を忘れている。
ヒューマンエラーは「どうしてそんな事したんだ!」ではなく、「それはあり得ることだ」
で考えるべきことだ。車なら一番の危険性は、不用意にアクセルを開けてしまう事である。
そんなの小学生でも分かることだ。ならば、例えばうっかりアクセルを開けてしまった時、
どうすれば事故を最小限に抑えられるか、それを車会社は考えないきゃいけないのだ。
一方で、人間の能力低下は間違えなくある。だから、歳をとったら、ブレーキテストのような
ものを導入して検査するとか、免許の更新期間を短くして、認知能力を確認するなど検討した
方がいいだろう。正直、警察署の免許書き換えの視力検査などのいい加減さをみていると、
何をみているのだろう?と疑問になる。ただ”やった感”だけにみえるのは私だけじゃないだろう。
結局、ヒューマンエラーが起こりそうな場合は、乗らないに限る。そして、それを防ぐ
技術が必要になのだ。
すると問題は生活空間の問題で、車がないと生活が著しくむずかしくなる場所には住めない。
対応策は、タクシーやバスなどによる移動可能性の担保、誰かが買い物を代行するなどだろう。
これは車だけの問題じゃなくて、地域の問題である。真剣に考える時だと思う。
追記:
2の追記を書いていて思ったのだが、今回のこの報道は、高齢者から免許を剥奪したい
という意図も伺える。個人的にはちゃんと運転できるドライバーなら何歳でも構わない
と思う。だから、高齢だから運転はだめというのはおかしな話であると付け加えておく。
むしろ、暴走したり煽ったりするドライバーなど、明らかに運転に不向きな人からは、
年齢に関係なく免許を剥奪すべきだと思う。そっちの方が問題かもしれない。
2.プリウス固有問題
上記のサイトにもあるように、プリウスのシフトレバーはいささかイレギュラーだ。
このようなインターフェースが時に問題を起こすことは容易に想像できる。これは
トヨタのミスである。慣れろというのは簡単だが、他車と違う事は紛れもないこと。
うっかりミスをさせる仕組みのまま放置しているなら、それは製造者の問題である。
次にハイブリッド車固有の問題だ。シフトバイワイヤでは、アクセルやブレーキが
電子制御されている。アクセルがそのままエンジンに影響を与えるのではなく、アクセル
開度を信号に変更し、その信号をエンジンやモーターに送って動かすわけだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/13557570/
https://www.tdk.co.jp/techmag/salon/car/car050926a.htm (参照)
当然ながら、この部分は今回の事故原因になりえる。
このシステムの異常が起これば、アクセル開度の信号が誤動作をしても不思議はない。
アクセルを足の力で押してないのに、アクセルが押しっぱなしになるという誤動作が
起こり得る。この構造がどうなっているかは、プリウスの仕組みを実際に知らないと
分からない。しかし原理上、運転手の挙動と車が切り離されている事は、その間の
不具合は確実に起こる事だ。問題はその程度である。
追記:
たとえばこれだ。
https://response.jp/article/2010/03/16/137725.html
この乗車していたジェームス・サイクス氏がウソをついていないのであれば、
明らかになんらかのバイワイヤトラブルが考えられる。
また不具合一覧がある。
http://carinf.mlit.go.jp/jidosha/carinf/opn/search.html?selCarTp=1&lstCarNo=960&txtFrDat=1000/01/01&txtToDat=9999/12/31&txtNamNm=プリウス&txtMdlNm=&txtEgmNm=&chkDevCd=7&page=3
これらをうちいくつかは明らかにメカニカルな問題やヒューマンエラーではなく、
車が暴走している可能性が伺える。車側の問題も間違えなくあるといえる。
トヨタはこれらをただの不具合や、ヒューマンエラーというのかもしれないが、
今回のような出来事が他の場面で起こったら、今回の事故のようなことは十分に
あり得る。
どうやら人為的なご操作のみならず、明らかな不具合がある。それがプリウスであり、
おそらく車の技術的問題なのだ。もちろん、殆の状況ではこんな不具合はないはずだ。
特定の動作、特定の場合に起こるのではないかと思われる。
追記2:
上記のサイトで、どの型が急発進系のトラブルを起こしているかを調べてみた。
2ZR-5JM、2ZR-3JM、2ZR-1NM、1NZ-3CM、1NZ-2CM という5つの型番だ。
そのうちの一つに気になる事柄として
「ハイブリッドバッテリーの充電レベルが高くなった状態での減速時、突然エンジンが
吹ける事がある。」というものがある。
5つの型番に共通した事故として、減速時の次のアクションで急発進が起こっている
事である。駐車場や停車状態からの挙動で異常が起こった。しかも、この中には、
ブレーキしか障っていないのに暴走したケースがあり、しかもログにはアクセル開度が
開いていたとあった。
滅多にない症状なのかもしれないが、プリウスはハイブリッド車であり、回生ブレーキ
を積極的に採用している。その効率化の仕組みが不具合を起こしていると推測できる。
特にバッテリーからの過剰放電などで、おかしな事が発生している可能性は否めない。
特に2ZR-3JMをご使用の方は、低速走行時に気をつけることだ。報告が一番多かった。
追記3:https://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-14/2016121401_04_0.html
この3年前の事故を見ると、型番がDAA―ZVW30とある。これが車体の型式で
エンジンの型式は2ZR-3JMである。上記のよく急発進系のトラブルを起こす車種と
同じである。いよいよ怪しい。
おそらく同じことが今回の池袋で起こったとしても不思議ではない。だとすると、
ドライバーのせいではなく、全面的にプリウスに問題がある事になる。
追記:
まだ報道が続いている。プリウス固有の問題としてtwitterにあがっていたのは、
シフト問題で、プリウスではNにいれた状態でアクセルを踏んでも動かず、そのまま
Dに入れることが可能だという事らしい。つまりアクセルががっつり開いているのに、
車がない動かない状態があって、そこに急にDに入れたら、そりゃ暴走すると。
他のメーカーでは、ブレーキを踏まないとDに入らない仕組みらしい。それは合理的
といえる。これがことの本質だとしたら、プリウスの設計上の問題+運転者の特殊な
動作によって、今回の事故が引き起こされた可能性がある。
もちろん、真実はちゃんとした検証を必要とするだろう。
3.車の技術問題
車の技術として、バイワイヤが主流となった。つまり、車が電子部品化してる事になる。
その安全性はおそらく恐ろしいほどのテストを経たもので、殆ど問題はないのだろう。
だが、モノである限りに絶対はない。例えば、熱い場所に置かれた場合の部品の精度や
バッテリーの経年劣化などで、マイコンがおかしな挙動をしないとは限らないのだ。
どんなに設計上で、きっちり制御しようとも、モノは壊れるものである。それは家電を
一つでも持っているならば分かることだろう。
ヒューマンエラーは絶対に起こる。そして、モノとしては絶対に壊れる。
では、どう対策するのか。ここが肝心なのだ。
運転操作を誤る、壊れているのに動かすなどは論外として、正常に使用していても、
なんらかのトラブルは大いにあり得るだろう。
プリウスはハイブリッド車であり、電子化が進んだ車である。技術者が想定していない
稀なケースにおいて、バイワイヤが狂い、アクセル開度が戻らないということはあり得ることだ。
今回は、EDR(レコーダー)において、アクセルが押されブレーキの挙動がなかったと
伝えられている。だが、果たして運転手本人が、それをしていなかったかどうかは、この
ログからは明らかではない。機械がそのように動いていたというのがこのログだからだ。
このログにあるような挙動を運転手がとっていたのかが問題になる。しかし、その情報はない。
本人は「アクセルが戻らなかった」と言った。
https://www.sentaku.co.jp/articles/view/17594
この記事にあるように、衝突回避システムが搭載されていても、そもそも車がその通りに
挙動しなければ無意味である。ましてや、システムがあるのに制御されていない。これは
大問題である。
また今回の池袋の事故では、運転手や同乗者が「危ない」「あー、どうしたんだろうね」
と言ってたと記事にはある。これが車の挙動がおかしくて、どうしたんだろう?という事で、
かつ、アクセルが事実戻らなかったのならば、これは車の不調を指し示す。いくら高齢だから
といって、ヒューマンエラーの原因に帰するのは無理があるのではないか。
結局、断定できることは何もない。事故原因は結局、ヒューマンエラーで片付けられるのだろう。
だが、この事件は、車の異常な挙動という可能性が拭えないのだ。絶対に起こらないとは言えない。
それが、バイワイヤシステムのメリットとデメリットなのだから。
私の類推では、他の事故も鑑みるに、プリウスなどバイワイヤシステムの車には、事故の
恐れがあるといえる。それは機械の設計上仕方がない事だ。その可能性は恐ろしく低いの
だろう。だが、車は何十万台も売られたわけだ。そしてあらゆる状況で走っている。その
中の何台かに不慮な事が起こっても不思議ではない。今回は、条件が重なった結果として、
車の異常発進が発生したのではないか。私は運転手だけに責任があるとは思えない。
よって、トヨタはこの件についてあえて、リコールなどで全車検査をすべきなのだ。
そして、安全であることを再度証明すればいい。もし、なんらかのトラブルが極稀に
発生することを隠蔽しているなどでなければ、堂々と検査すればいいのだ。
昨今では大企業が検査不正や燃費不正など、過当競争の煽りを受けて、消費者を騙す事が
続いている。よもや、トヨタがそのような会社だとは思いたくない。ならば、積極的に
情報を開示して、対策があるなら施せばいいのだ。
4.報道をみて
今回の事件では、どうやら運転手は逮捕されないらしい。事故後は入院したという事もあり、
事情聴取が難しいのかと思っていたのだが、どうやら事故後に息子に電話が出来たいたらしい
事や、この運転手は元官僚だという事が明らかになってきた。
通常、過大な事故を起こした人は、故意でも過失でも起訴されるのが通例だろう。
たとえば、群馬の高速バス事故:https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0102J_R00C12A5000000/
少なくとも今回も残念ながら死傷者が出たわけで、当然、自動車運転過失死傷で逮捕される
のが当たり前だろうと思われる。この例をみれば本人が怪我をしていても関係はない。
そして、裁判を通じて、プリウスの問題なのか本人の技量の問題なのかを明らかにして、
相応の責務を果たす事になるはずだ。
しかし、どうも逮捕されないという話になってきたらしい。それが真実なら一体、法とは
なんなのか。全ての司法に関わる人間に問いたい。人を裁く根拠は何かと。そして、そこに
例外を作る行為は、越権的行為であるはずだ。
万が一にも、逮捕されないというのであれば、法を履行する意味がなくなる。元官僚なら
逃げられるというならば、それは庶民を愚弄しているといえる。これは事故とは無関係に
議論すべき問題である。
追記 税金の無駄使いについて
:
プリウスと言う車は存在自体がおかしい所がある。国策車でもあるからだ。
エコカーといきなり言われ始めたのを覚えているだろうか。あれは、環境に良いという
宣伝の元、ハイブリッドという新しい車の形を過剰に宣伝していた。
そもそもプリウスは高い。普通の車にモーターがつき、制御回路が積まれるのだ。
そりゃ高いだろう。だから、そんなに売れるはずがない。そこで政治だ。環境に配慮
という馬鹿みたいな標語を掲げることで、トヨタは税金の抑制を確保した。現在でも
35万円ほど、コンシューマーは安く買える。(自動車取得税、自動車重量税、グリーン化
特例、そしてCEV補助金)特に欺瞞なのが、最後のCEV補助金であろう。内訳は20万
である。
CEV補助金とはクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金の略である。これは
次世代自動車振興センターによって管理されている国の補助金である。
ようは、誰かがプリウスを買うと、他のみんなから集めた金で負けてやろうという話。
20万円を使うのだ。その金はトヨタを始めEV車系の会社の利益になる。税金の横流し
と言えるだろう。その大義は、CO2の排出量削減である。だが、完全なEVでもなく、
EVだとしても、その電気は誰がどうやって作っているというのか。石油を燃やして電気
を作るのだとしたら、どこがエコだというのか。一番のエコは車をやめることだろう。
プリウスはその代表格である。見る度にうんざりする。消費者は安く買えるからいいやと
思い、かつ先進的な車にのれ、環境に優しいなら、多少高くても満足できると考える。
それが本当に目的に適うかを考えていない愚昧さが私には大いに気なるのだ。それを
確信犯でやる行政と自動車会社にも不信感が半端ない。
またプリウスは売るほどに赤字になるという噂がある。おそらく、それをペイする形に
しているのが公金の投入であり、減税なのだと思われる。
そうまでして売ろうとしている車に欠陥があるとは、口が裂けても言わないだろうことは
明らかだろう。プリウスには急発進の可能性があり得るとひとまず認識しておく必要がある。
2019-04-20 21:06
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コメント(2)
私がプリウスの暴走事故に関心を持ったのは福岡の原三信病院突入事故がきっかけです。(その後判決で禁固5年だった様ですが裁判官は被告の車の暴走説を認めずブレーキとアクセルの踏み間違えと判定したようです。)高田富雄さんの投稿や、知人の個人タクシープリウスオーナーの外環道での走行制御不能の体験談聴いたりするうち、マスコミ報道に車のメーカー、車種を意図的に隠し、高齢者のせいにする報道姿勢に後期高齢者として憤りを感じています。179614
by 田北光一 (2019-06-09 16:16)
コメント有難うございます。昨今の自動車事故の全てが、運転者のミスであるとは思えません。おそらく、いくつかのケースでは車本体の問題もあるのでしょう。モノですから、調子が悪い場合もあるはずです。
私にも真実はわかりません。事故の原因究明をちゃんと行って、車が悪いのであればメーカーはちゃんと公表し、対策をして貰いたいと思います。これ以上の犠牲はいらないのですから。
by D-Blue (2019-06-11 01:13)